三国志とか見ていて思ったのですが、漫画とか小説では大体の物語の主人公って劉備か曹操のパターンが多いですよね。
(まあ、最近は地味な奴等にも脚光を浴びせている漫画は多いけどね。)
私は演義のイメージが付いていて劉備が一番好きなんですけれど、漫画とか小説では曹操が主人公の物語の方が好きな人って多いのでは無いかと個人的に思います。曹操が主人公だと、どんどん上まで上がっていく感じがしますし、戦でも勝つ場面が多いから見ていて躍動感がある。(日本史だと織田信長を彷彿させる。)一方、劉備は土地を手に入れても取られちゃうし、戦も負けが続くしお人よし過ぎて残念に思うシーンが多いと思いますね。皆さんはどう思いますか?
私は劉備大好きです。結果なんて所詮時の運だと思うし、大事なのは経過だと思います。聖人君子の劉備像ではなくて、ヤクザの親分の劉備で。人にどう思われようが関係なく、我を突っ走ってる所が大好きです。自分のしたいようにする究極の我が儘なのに、悪人じゃない所が凄い。あぁいう生き方がしたいです。
曹操はまさに文学作品の
主人公向きな生き方をしていた人ですよね。
凹み、叩かれ、落ちてゆき、それでも頑張って這い上がってくる。
ストイックな人生を貫徹していたのが非常に魅力的です。
三国志の英雄と言えば中国では関羽と孔明なのですが
彼らはいかんせん曹操ほどの出番もなく、彼らは既に完成された英雄ですので
英雄としての地位、価値を高めるような話ばかりがクローズアップされ
あまり酷評というものも見かけませんし、それが民衆の大部分の総意であるので
これからも変わる事はないと思われます。
その点、劉備や曹操はその時代の中心点であり主体にして時代を通じての
物語を広げやすいのだと思います。
ただ、悲しいのは日本人作家の場合だと逆に曹操を愛好するあまり
曹操贔屓が入りすぎて綺麗綺麗描きすぎです。
曹操が五斗米道を手厚く保護し、教団活動を支援しただの
なんの根拠もなしに言ったりする悲しい本とかも見かけたりします。
(道教学者の窪徳忠氏や小林正美氏らは曹操の漢中での
行いは五斗米道を破壊したと意見)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~monadon/books145.htm
http://sangokuken.michikusa.jp/2002/konpeki-4.htm
これでは劉備贔屓の劉備=聖人君子像の
仕立て上げとなんら変わるところがありません。
あくどい部分に蓋をしても、結局その臭みは洩れ伝わります。
劉備の聖人君子像を取っ払ってみたら日本人好みの乱世の雄の像だったように
曹操にも無駄な虚構を付けず、悪行は悪行として語りつつ
曹操の覇業の魅力と、悪逆非道な残忍無道の行いのギャップを贔屓目線なしで語り
酸いも甘いもある時に英雄、時に奸雄な曹操の人生を赤裸々に描いてくれるような
小説や漫画にお目にかかりたいですね。
劉備は嫌いです
治世なら人気者でしょうが
乱世ならただの落ちこぼれですよね
たまたまいい部下がいたけど
まぁ演義の劉備はねぇ。お人好しというか自分で考えることを諦めた人間としか見えません。特に孔明と出会ってからはバカ殿ぶりが凄まじいです。私は演義も大好きなんですが、ちょっとあれはね…ちなみに私は蒼天航路はあまり好きではありません。
むしろ正史の劉備像こそ質問者様には知って欲しい。義や人情とは無縁の人間とすら思えるぐらいドラスティックです。しかも戦争では演義と変わらず負けが多いです。保護してくれた人物をことごとく裏切り家族や部下を見捨ててまで逃げ回るような無様な姿を晒しても、色んな群雄から歓迎され色んな人物から警戒視される実に不思議な人物です。
領土も金も無いのに、曹操ほどの人間が血眼になって追い回した人物。多分三国志で一番底知れない人物です。私はこういう劉備が主人公の物語なら好きです。と言っても、一作品しかそんな作品知らないんですが。
やっぱり演義による「劉備=温厚で聖人君子」という図式が成り立っていますから、三国志関連の小説、漫画もそれに影響されてしまいます。私も演義のイメージで曹操がきらいでした。やっぱり劉備の人生は負け続けの人生でしたから感情移入しやすいのです。日本人好みの「判官びいき」ってやつです。
でも私も蒼天航路を読んで、三国志の世界観が180度変わりました。曹操の主人公の方が、三国時代全体を見渡せる感じがしますね。主人公曹操の最大の敵(もしくは味方)として登場する劉備のほうが、演義よりもいきいきしている様に思えます。
確かに曹操が三国志のキャラクターの中では一番物語にして面白いと思います。最後に赤壁の戦いに勝てないところを含めて、ストーリー性は抜群だと思います。日本人に劉備=主人公のイメージが強いのは、吉川三国志のように孔明の死で三国志を終わらせると、どうしても後半の蜀のイメージが強くなってしまうからだと思います。また、一昔前の日本人には、大器晩成型の劉備は感情移入しやすいのかもしれませんね。
個人的に好きなのは曹操のほうですね。
特に官渡の戦いで袁紹軍を破るところが好きです。
曹操は確かに勝つことが多いですけれど、負ける時はかなり大きくやられますよね
董卓を追撃した時とか、赤壁の戦いとか。
張繍に夜襲をかけられた時も典韋や曹昂が命を落とす代わりに
命からがら逃げのびて助かりましたし。
好みは曹操ですが、主人公と言われるとどうも劉備のイメージが強いです。
どう考えても横山三国志の影響なんですが。あれは蜀がメインですからね。
自分は横山三国志を読んで初めて三国志を知りました。
ともかく最初の思い出の印象が強いので主人公=劉備みたいなのが頭の中にあります。
呉は……魏と蜀の2つに比べると影が薄いというか、知名度が微妙というか
三国志をあまり知らない人からすると「何か聞いたことがあるような気がするな?」みたいな立場ですよね。
呉がメインで三国志を本当の最後、呉の滅亡までやったっていいはず!!
他に言えることは三国志は、若い頃は優秀でも晩年には
とんでもないことをやったりするやつがそれなりにいるということかな。
それと日曜にやってる最強武将伝・三国演義は中々面白いですよね。
0 件のコメント:
コメントを投稿